日本に18年間住み、日本語を話せて、日本の企業を経営して、まだまだ呼び捨てされることが多いです。気にしなければ済む問題と言えばそうかも知れないが、そうではない三つの理由があります。

その一

なぜ呼び捨てにするかを聞くと、殆どの人が「外人に“さん”を付けるのが不自然、言いにくい」と言う。それが変だと思うし、言い訳にしか聞こえない。「さん」は日本語の一部です。名前の一部ではありません。ですので、日本人であろうが、外国人であろうが、敬語を使う場面であれば、「さん」を付けるべきだと思う。

更に、日本人同士で一人がもう一人を呼び捨てした場合は、どちらが悪く見える?呼び捨てした方か、呼び捨てされた方?当然、呼び捨てした方ですね。礼儀が分からないと思われる。外国人を呼び捨てした場合も同様です!

その二

結婚してから、妻と一緒にいると、私が呼び捨てされても、彼女はきちんと「ハイマンさん」と呼ばれる。これは可笑しいだけではなくて、彼女の気分が良くない。悪意がなくても周りから見ると外国人に対する差別に見える。また、呼び捨てする方が悪く見える。

ある団体の会議に出席したとき、名簿がありました。他の皆の名前の後に「氏」が付けられたが、私の名前の後は何もなかった。普通なら考えられないが、よくあることらしい。

その三

気にしなければいいと言われても、気にしています。特に自分の顧客と一緒に食事に行くとそのお店の店長が私を呼び捨てにすると、私が良く見えないし、呼び捨てしていいと思われ、伝染病のように呼び捨てる人が増えてしまう。結局、そのお店は接待で使えない。